墓じまいで後悔しないために|よくあるトラブルと気をつけたいポイント
近年、「子どもに負担をかけたくない」「将来お墓を守る人がいなくなる」といった理由から、終活の一環として墓じまいを検討するシニア世代の方が増えています。
新潟でも、少子高齢化やライフスタイルの変化を背景に、墓じまいに関する相談は年々多くなっています。
一方で、実際に墓じまいを終えたあとに
「もっとよく調べておけばよかった」
「こんなはずではなかった」
と後悔する声や、思わぬトラブルに直面するケースも少なくありません。
この記事では、墓じまいでよくある後悔やトラブルの実例をもとに、新潟で墓じまいを進める際に特に注意したいポイントを、分かりやすく解説します。
墓じまい後に多い後悔とは?
想定以上に費用がかかってしまった
墓じまいは「お墓を片付けるだけ」と思われがちですが、実際には複数の費用が発生します。
具体的には、
- ・墓石の撤去や整地にかかる費用
- ・想定していたより多くの遺骨が埋葬されていた
- ・閉眼供養などの法要費
- ・改葬許可申請などの行政手続き
- ・新しい供養先(永代供養・納骨堂・樹木葬など)の費用
などが挙げられます。
全体の流れや費用感を把握しないまま進めてしまい、「思った以上に高額になった」と後悔する方も多く見られます。事前に総額を確認することが重要なポイントです。
新しい供養先に納得できなかった
墓じまい後の供養先を十分に検討せず、
「とりあえず自宅から近いから」
「費用が安いから」
といった理由だけで決めてしまうと、
- ・供養の方法が自分の考えと合わなかった
- ・お参りのしづらさを感じた
- ・想像していた雰囲気と違った
と感じることがあります。 特に新潟のように、地域ごとの風習や寺院の考え方に違いがあるエリアでは、事前見学や説明を受け、納得したうえで選ぶことが大切です。
墓じまいで起こりやすいトラブル
親族間の意見の食い違い
墓じまいで最も多いトラブルが、親族間での話し合い不足です。
「そんな話は聞いていなかった」
「勝手に決めたと思われた」
といった不満が後から表面化し、関係が悪化してしまうケースもあります。
墓じまいは、ご本人だけでなく家族全体に関わる問題です。早い段階から丁寧に説明し、意見を聞くことがトラブル防止につながります。
寺院や墓地管理者との行き違い
お墓が寺院墓地にある場合、檀家としての関係や離檀料について誤解が生じることもあります。
正式な手順を確認せずに進めてしまうと、思わぬ行き違いやトラブルになることもあるため注意が必要です。
新潟県内でも、地域や寺院ごとに対応や考え方が異なるため、事前相談を怠らないことが大切です。
新潟で墓じまいを考える際のポイント
新潟は地域によって、積雪量・交通事情・墓地の立地条件が大きく異なります。
そのため、
- ・将来も無理なくお参りできる場所か
- ・管理体制が整っているか
- ・永代供養の内容や期間が明確か
といった点を重視することが、後悔しない墓じまいにつながります。
また、墓じまいは急いで決断する必要はありません。終活の一環として、時間をかけて情報を集め、比較検討することが何より大切です。
まとめ|後悔しない墓じまいのために
墓じまいは「終わらせる作業」ではなく、これからの供養をどうしていくかを考える大切な選択です。
後悔やトラブルを避けるためには、
・費用や手続きの全体像を把握する
・新しい供養先を慎重に見極める
・家族や関係者と十分に話し合う
この3点を意識することが重要です。
さらに、墓じまいを進める際には、行政手続きの確認も欠かせません。遺骨を別の場所へ移す場合には、現在のお墓がある市町村で改葬許可申請を行い、許可証を取得する必要があります。書類の準備や提出先が分からず、途中で手続きが滞ってしまうケースも少なくありません。
また、冬季は積雪の影響で工事や移動が制限されることもあるため、時期選びへの配慮も必要です。こうした新潟特有の事情も考慮したうえで計画を立てることが、無理のない墓じまいにつながります。

