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墓じまいの一般的な流れ

墓じまいの一般的な流れ

しっかりと親族間で話しあってから決めましょう

【親族で話し合う】
まず必ず親族と話し合いを行います。お墓を継ぐのが自分であっても、お墓は先祖や家族を象徴する意味もあり、必ず親族一人ひとりの意見や考え方を聞き皆が合意するかたちで進めましょう。面倒だと思って、勝手に進めるような事があると、後々、親族間でトラブルになったりする事もあります。ここが一番大事な部分であったりします。

【墓地管理者に相談】
親族間で話し合い合意が取れたら、現在お墓があるお寺や霊園に墓じまいをしたい事を伝える相談します。しっかり事情や理由を説明して、理解してもらうことが大切です。丁寧に説明をせず、お寺や霊園とトラブルになる事もあるようですし、これまでお世話になったお寺や霊園ですので、誠意をもって対応したいものです。

【新しい納骨先の選択】
墓じまいをした後、新しく納骨するお寺や霊園と、お墓の形態(一般墓、永代供養の合祀、個別埋葬、樹木葬)を決めます。

【墓石撤去の手配】
墓石の撤去作業は、基本、石材店をに行ってもらうので、まず、現在お墓があるお寺や霊園に相談して指定石材店があるか確認し、特に指定がない場合は石材店で見積もりを取り決定しましょう。

【改葬許可申請】
遺骨を動かす場合は、改葬許可証が必要です。必要書類を準備して、市町村で改葬許可申請を行います。
■埋蔵証明書、 ■受入証明書 ■改葬許可申請書の3点が必要な書類です。
※「改葬許可証」は、ご遺骨を取り出すために必要になり、発行されるまでには時間がかかることがあるので、余裕をもって手続きを行うようにしてください。
※「受入証明書」は、新しい改葬先の証明書になります。

【閉眼供養】
墓じまいを行う時、必ず僧侶に依頼し布施を渡して「閉眼供養」という墓に宿っている魂を抜く供養を行います。ただし、魂を入れる・抜くという概念が無いことから、浄土真宗だけ閉眼供養を行わないそうです。

【遺骨の取り出し、墓石の撤去】
遺骨の取り出しは、一般的に石材店に取り出してもらい、墓石の撤去を行い、お墓があった場所を更地にして、その土地の使用権を管理者(お寺や霊園)に返却します。

【新しい改葬先に納骨する】
改葬して新しい埋葬先に納骨するとき、僧侶に依頼し布施を渡して「開眼供養」という、今度はお墓に魂を入れる供養を行います。埋葬時には、管理者に「改葬許可証」を提出します。

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