石材店への連絡から納骨まで

お墓

納骨までの一般的な流れと準備のポイント

一般的に、納骨は四十九日の法要後に行うことが多いですが、地域の風習やお墓の準備状況によっても異なります。
例えば、関西地方では葬儀の当日に納骨するケースもあり、逆に雪深い地域などでは、春や秋など気候の良い季節に納骨式を行うこともあります。
まずは、菩提寺や石材店と相談し、家族や親族が集まりやすい日程を調整することが大切です。

納骨は、単に遺骨をお墓に納めるだけでなく、故人を供養し、遺族が気持ちの区切りをつける大切な儀式です。
ここでは、葬儀から納骨式までの一般的な流れと、準備の際に気をつけたいポイントを詳しく説明します。


【1】菩提寺に連絡し、法要日程を決める

まず最初に行うのが、菩提寺への連絡です。
納骨式は四十九日法要と同日に行うことが多いため、法要と納骨を合わせて一度に行うケースが一般的です。

菩提寺では、法要の日時や内容を住職と相談して決めます。
特に週末やお彼岸などは予約が集中するため、できるだけ早めの相談・予約が安心です。

また、遠方に親族がいる場合は、移動日程も考慮して日取りを決めましょう。お墓が離れた場所にある場合は、法要と納骨を別日に分けて行う方法もあります。


【2】石材店に連絡し、納骨準備を依頼する

納骨を行うには、墓石の一部(納骨室の蓋石など)を開ける必要があるため、石材店の立ち会い・作業が不可欠です。
納骨の日時が決まり次第、すぐに石材店に連絡しましょう。

石材店には、以下のような作業を依頼します。

  • 墓石の開閉作業
  • 納骨室の清掃・整備
  • 戒名・法名の追加彫刻
  • 納骨式の補助(骨壺の配置など)

戒名の彫刻は、通常1〜2週間程度かかることが多いので、遅くとも納骨の23週間前には依頼するようにしましょう。
また、彫刻内容(戒名・命日・俗名・年齢など)に誤りがないか、必ず原稿を確認してから進めるのがポイントです。


【3】納骨に必要な書類を準備する

納骨を行うには、いくつかの公的書類が必要です。忘れずに準備しておきましょう。

主な書類は以下の通りです。

  • 埋葬許可証(火葬の際に市区町村役場から交付される)
  • 墓地または納骨堂の使用許可書
  • お墓の使用名義人の印鑑(認印で可)

なお、納骨を別の場所(改葬)で行う場合は、改葬許可申請書の提出が必要になることもあります。
石材店やお寺に相談しながら、必要な書類を早めに揃えておくと安心です。


【4】返礼品・会食(お斎)の準備

納骨式では、参列してくださった方々に感謝の気持ちを込めて、返礼品を用意します。
お茶やお菓子、タオルなどの実用品が一般的で、予算は一人あたり1,0003,000円程度が目安です。

また、法要や納骨式のあとに会食(お斎)を行う場合は、式場近くの飲食店やお寺の会館を早めに予約しておきましょう。
最近では、家族だけで静かに食事をする「家族会食型」の納骨も増えています。


【5】納骨式当日

納骨式は、僧侶による読経のもとで執り行われます。
お墓の前に焼香台や花立を準備し、親族や近しい友人が参列してお焼香をします。
僧侶が読経を終えたあと、石材店が納骨室を開け、遺骨を納めて墓石を閉じます。

納骨式は厳粛な場ですが、決して形式だけではなく、故人を偲び、心を込めて見送る時間です。
天候や人数によってはテントや椅子を準備するなど、参列者が快適に過ごせるよう事前の配慮も大切です。


納骨は、故人の冥福を祈り、家族の心が一区切りを迎える大切な儀式です。
一見シンプルな流れに見えても、実際にはお寺・石材店・親族など多くの人との調整が必要になります。

準備を早めに進め、日程・書類・返礼品・お墓の状態などを一つずつ確認しておくことで、納骨式を穏やかに迎えることができます。
何よりも、「ありがとう」の気持ちを込めて、故人を送り出す時間にすることが一番の供養です。

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