「合同墓」の納骨方法は必ず確認を 【合同墓への納骨方法について】 合同墓への納骨にはさまざまな形態があり、それぞれの方法を理解した上で、お寺や霊園に確認することが大切です。 1. 比較的多い納骨方法(合祀・合葬) この方法では、故人の遺骨を骨壺から取り出し、合同墓の中に直接納骨します。その後、別の方の遺骨も同じスペースに納骨され、Aさん、Bさん、Cさんといった形で、複数の方の遺骨が一緒に納められる形態です。 2. 骨壺や骨袋のまま納骨する方法 この方法では、遺骨を骨壺から取り出さず、そのままの状態で合同墓に納骨します。また、施設によっては骨袋に納めてから納骨する場合もあります。 ※この方法では、後から遺骨を取り出し、改葬することも可能です。 3. 区分けされている合同墓(樹木葬や納骨墓に多い) 合同墓の内部に仕切りが設けられ、小さな個別のスペースに分かれているタイプです。 ・骨壺から出した遺骨だけを納骨する ・骨壺や骨袋のまま納骨する など、施設によって異なる方法が採用されています。一定期間後には、合祀墓(方法1)に改葬されるケースが一般的です。 【納骨方法による違い】 方法1(合祀):一度納骨すると、後で遺骨を取り出すことはできません。方法2・3:後から遺骨を取り出し、改葬することが可能です。 【彫刻や銘板の設置について】 合同墓には、自分の名前を彫刻できるスペースや、銘板を設置できる場所がある場合もあります。ただし、彫刻や銘板の設置は任意であり、ご希望されない方もいらっしゃいます。 納骨方法や供養の形態は施設ごとに異なりますので、事前に確認し、ご自身やご家族にとって最適な方法を選択することをおすすめします。